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新・寄付手法「自分撮り警察」


Webの時代になって寄付が集めやすくなったというけど、実際には寄付を訴えかける団体が多く簡単では無い。そんな中登場した“Selfie Police”の手口が結構いい感じだ。
'Selfie'とは昨年の流行語大賞受賞ワードであり「自分撮り」を意味する。“Selfie Police”とは「自分撮り世代」を刺激する寄付手法だ。

この手法に関心を持ったあなたがまずすることは自分自身による「自分撮り」の罪を償って1ドル寄付すること。そうするとあなたは「自分撮り警察署員」としてパトロールする権利が生まれる。そして、発見した友人や家族の自分撮りを“#selfiepolice”を付けて告発すると共に、友人や家族に寄付するよう伝える。すると、その家族や友人も自分撮り警察となって友人を告発する...という仕組みだ。
仕掛けたのはBYUの学生。寄付は全額Vittanを通じて貧乏学生の奨学金として活用される。
現在、告発が最も多いのはこちらの方々。

Beyonce, Kimkar Dashianなどセレブばかりだ。こんな人たちが1人でも自分撮りを罪に感じて寄付し、更に誰かを告発すると大きなうねりになる可能性がある。
自分撮りという時代の流行、その世代の気分とか、インサイトが素晴らしく、問題の悲惨さをひたすら訴え続ける寄付とは一線を画しているのが良い感じです。