世界のトップクリエーター3人が選んだ2013年の「やられた!」
世界で最も受賞が困難なデザイン&広告賞と言われる“D&AD Awards”を運営する英国の非営利団体'D&DA'がDesign, Digital, Advertisingの3つの分野における世界のトップクリエーター3人に 2013年あなたに'I wish I'd done that'(やられた!)と思わせたことは何?...と問いかけた。
Design: Jessica Walsh(Sagmeister & Walsh)
彼女が'やられた!'と思ったのはExperimental Jetsetが手掛けたホイットニー美術館(NYC)のブランディング・プロジェクトで、その柔軟性に満ちたミニマルなロゴタイプ。
完全に無駄を削ぎ落としながらも変化があるというコンセプトが素敵です。
Digital: Iain Tait(Google Chrome Labs)
彼が'やられた!'と思ったのはPhilipsの“hue”。スマートデバイスからAppsでコントロールできる照明システムで、気分やシチュエーションに合わせて1600万色の色調表現が可能。面倒な人向けに幾つかのパターンもプリセットされている。
電球という誰の家にでもあるモノの見方を変えたというのが素晴らしいです。
Advertising: Dan Wieden(W+K)
彼が'やられた!'と思ったのは'BARTON F. GRAF 9000'が手掛けた“Climate Name Change”。1954年以来、米国では'World Meteorological Organization'がハリケーン・サンディやハリケーン・カトリーナのように人名をハリケーンにつけてきたけど、James InhofeやPaul Ryanなど、ブッシュ政権時代に気候変動を否定した共和党議員の名前をつけるべきだと提案した。
何か広告の人って素直じゃないと言うか...。素敵なアイデアだけど。
この3人のセレクトもなるほどなんだけど、各々のビデオのオープニングシーケンスが何気に素敵です。