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3Dの次は270度スクリーン。国際映画界での普及を目論む韓国発新没入体験システム


面積や画質の違いこそあれ、映画館のスクリーンは1枚というのがノーマルだと思うけど、韓国では270度を3枚のスクリーンで囲む映画館が誕生した。それも特殊な展示映像を扱う博覧会のパビリオンなどではなく、一般的な映画館だ。
'Screen X'と名付けられたこのシステムは映画館グループの‘CJ CGV’によって開発され、その数既に韓国国内に40件ある。
‘CJ CGV'によるPV。

両サイドのスクリーンは壁を利用する為、グレーに塗らなければならず、それを含め、通常のシアターを'Screen X'にアップグレードする為には$185,000が必要とのこと。
そして、270度3面スクリーンで公開される初回作品 'Killer Toon' のトレーラーがこれ。

IMAXなど画質の追求から3Dで没入感を追求する時代に入ったものの、3Dが速攻下火になり、代わってその後釜を狙うべく登場したのが'Screen X'ということでしょうか。先日の釜山国際映画祭でもお披露目し、海外進出を目論んでいるようです。
今後、ハリウッドがこの方式で映画製作を行うのか? 不明ですが、韓国映画界がとても野心的なことに驚かされます。