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Branded Content & Entertainment Lions Grand Prixはまたもや“Beauty Inside”


Branded Content & Entertainment Lionsは“Beauty Inside”(Toshiba & Intel)がグランプリに輝きました。Cyber Lionsに続いて2冠達成です。
他、Branded Content & Entertainmen LionsのShortlistで気になった作品を紹介します。
FEBREZE“THE OFFICIAL SPONSORSHIP OF THE AZERBAIJANI OLYMPIC WRESTLERS”

五輪スポンサーと言えば、アスリートの情熱や勇気、夢...といった要素をブランド価値に還元する為の投資(勿論、商品の納品や政治的なパイプづくりみたいなこともありますが)というのが通例であったと思いますが、アゼルバイジャンレスリングチームをサポートするFEBREZには全く別の狙い。
レスリング=男のスポーツ=控室や練習場の臭さが別格...とのことから、その別格の臭さをFEBREZEで抑えるという実証的な広告のコンテンツとして活用した。
目隠しをした被験者を練習場に招き入れ、汗臭い使用済みウェアやシューズを鼻の前に差し出しても、誰一人として臭いとは言わない...という最近のFEBREZEのお気に入りのパターンのCMを展開。
また1つ神聖な領域を広告が金の力で荒らし始めているような気もします。
LACTA“Love in the end”

少女の甘い恋を応援し続けるギリシャのNo.1チョコ“LACTA”が満たされない恋の物語をユーザーから募集。2,000を超える応募の中から3つの物語を選び、ハッピーエンディングの映画へと昇華させ、バレンタインデーに劇場公開。ARGO, Die Hard, Les Miserablesなどのハリウッド映画と競り合い、バレンタインデーの興業収益で勝利。4月時点でも年間興行ランクで3位を記録。
王道的方法論だと思いますが、結果が伴っている所が凄いです。
その他、以前のエントリで紹介したBranded Content & Entertainmen Lions ノミネート作品で良いと思う作品です。