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Nikeがフィットネスモニタリングシューズなら、Googleは喋るシューズ。芸風が違えばアプローチも違う。


1960年代以降、広告はArt DirectorとCopy Writerのコンビネーションで飛躍的な発展を遂げた。そして今、そこに“Code”が加わることによって、広告を更に進化させる...そう意気込むGoogleが新たなプロジェクト“Art, Copy & Code”を立ち上げた。サブタイトルには“A series of experiments to re-imagine advertising”と添えられている。
Art, Copy & Code”のmicrositeに訪れると、いきなりフルスクリーンの映像でお出迎え。自分の居場所、気温、日時、最近閲覧したWebSiteの画像などが反映される仕組みになっている。


この“Art, Copy & Code”の一環として立ち上げられた興味深いプロジェクトが“The Talking Sho”(喋る靴)。ベンチに座っていると「退屈だ」と呟き、走り始めると「風を切る感覚が好き」等と呟く。バスケットボールで活躍した後に靴を脱ぐと「君のお陰で誇り高い気持ちだ」と靴が呟く。

Nikeだとフィットネスモニタリングになるんだろうけど、「靴が喋ってコミュニケーションする」というのがGoogle的発想。最終的には双方が結びつくんでしょうが、企業の芸風によってアプローチが異なるのが面白いです。
ちなみにこのシューズは現在、Austin, Texasで開催中のSXSWで公開中とのこと。