Campaign_Otaku

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Short, Shorter, Shortest Film


2010年5月に第一作“Short Film”が公開されて以来、2年半の月日を経て三部作最後を飾る“Shortest Film”が公開された。タイトルそのままに本編は約20秒と短く、内容もかなりエスプリが効いているのと同時に異常に長いエンドロールにも仕掛けがあり、面白いので紹介したいと思います。(英語訳は適当です)
Short Film

ベンチに腰掛ける2人の男の会話。“I've got an idea for a short film.”(ショートフィルム撮ろうと思ってるんだ)“How short?”(どの位短いんだ?)
“How short?”という凄い切り返しが素晴らしい。この作品、本編が20秒に対してエンドロールが3分以上あるんだけど、エンドロールの最後で、「特別感謝する奴なんかいねぇし、お前らみんな馬鹿野郎だ。このエンドロールに登場する場所も人物も全部嘘だ。それでもまだ読んでいる奴は間抜け野郎だ」などというコメントで締めくくっている。かっこいい。
Shorter Film

新聞を読んでいる男が通りすがりの男に声かける。“Your shoes is untied?”(お前は鎖に足をつながれてないか?)男は一端立ち止まったが、直ぐにその場を立ち去る。
自分見失って世の中の言いなりになって惰性で生きる多くの人に対する皮肉になっている。
この作品もエンドロールが長く、最後の部分では第一作でBGMの曲名に関する質問が多かったことを受け、「曲名は絶対に教えない。そんなくだらない質問には答えないし、Shazamでもやってろ、馬鹿野郎。それでもまだ読み続けてる奴は素敵な奴だぜ」などと締めくくっている。オシャレだ。
Shortest Film

フランス語で時間を尋ねても「フランス語が話せない」という理由で誰も教えてくれない。フランス語以外で話しかけると嫌な顔をするフランス人に対する皮肉でしょうか。
そして恒例のエンディングではまたもや曲のことに言及し「曲名を教えるつもりは無いけど、One Directionのような糞みたいな曲を聴く変わりに、クラッシックの良さを理解できるようになるといいね」などと締めくくっている。
他にも色々書いているけど、興味がありましたら、各作品のエンドロールの最後のセンテンスに注目してみて下さい。