暑い夏には冷風、寒い冬には温もりを
Coca-Colaの成功以来、ベンダー企画が後を絶たないが、この度、ミネラルウォーターの“Levissima”がミラノで使用したのはベンダーではなくショーケース型冷蔵庫。道の真ん中に置かれた冷蔵庫を勇気を振り絞って開けると、中からシャーベット状の氷を含む冷風が強力に吹き付けるという、この暑い夏には嬉しい趣向。勿論、中の“Levissima”はご自由にお飲みください、となっている。
昨年の欧州の大寒波の際に、携帯キャリアのOrangeがTwitter投稿してくれた人にホットチョコレートとマフラーを届けてくれるという企画があったけど、熱波や節電の夏に「涼しさ」、寒波の冬に「温もり」というのはシンプルだけど、人間の基本的な欲望だけにとても喜んでもらえる。日本の夏は「うちわ配り」というのが定跡形だけど、例えば、電力会社の電気を使わずに「涼しさ」を提供するような「アイススポット」的企画があれば、きっとうけるのではないか。