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スーパーボール2012 CMランキング


米国民の年に一度の宴の日「スーパーボール」が終了した。スーパーボールと言えばその番組中にオンエアされるTVCMが注目される訳だけど、そのTVCMの人気を評価する数あるランキングの中から全米唯一の全国紙“USA Today”が主宰するAdmeterを取り上げてみたい(オンエア総数は56本)。
10位:The Tease(Dannon Oikos Greek Yogurt)

ヘッドバット一発で10位はかなり安上がりですね。
9位:Vampire Party(Audi)

昼間のように明るいLEDヘッドライトを訴求するために吸血鬼を引き合いに出す所が凄い発想。
8位:GO RUN Mr.Quiggly!(SKECHERS)

SKECHERSを履いた犬がドッグレースでもの凄い追い込みを見せて優勝。単純で面白い。
7位:The Dog Strikes Back(Volkswagen)

すっかりおデブになってBeetleと一緒に走りたくても走れない犬がトレーニングを重ね、再びBeetleと共に走る。動物人気は鉄板ですね。
6位:Man's Best Friend(Doritos)

捜索願が出ている猫を殺して埋めた犬。その犬に「何も見なかったよな?」と脅されつつ、口止めにDoritosを差し出され、屈服する飼い主。「私の猫知らない?」と尋ねられても再びDoritosの誘惑に負けて「知らない」と答えてしまう。この作品はCrash the SuperbowlなるCMコンテストで選ばれた作品。
5位: Just My Shell(M&M'S)

茶色にコーディング(=服)されたMs. Brownのことを観て男たちがクスクス笑っているのに対し、「裸じゃないわよ!」と戒めた直後にMr.Redがタイミング悪く登場。「そういう趣向のパーティなんだ!」と嬉しそうに赤色コーティング(=服)を脱ぎ茶色になって踊り出す。これぞアメリカ的CMですね。
4位:It's Halftime in America (Chrysler)

昨年、スーパーボールCM史上に新たな風を吹き込んだ120秒の長尺CMを踏襲。スーパーボールのハーフタイムに戦略を練っているチームになぞらえ、今の米国、そしてクライスラーの本拠地「デトロイト」が前向きに復活への道を探るべきタイミング(=ハーフタイム)であることを訴えかけている。昨年、デトロイト出身アーティスト「エミネム」を起用して表現した内容を基本的には踏襲している。
3位:"A Dream Car. For Real Life."(Kia)

睡眠中の人に魔法の粉を振りかけてイイ夢見せてくれる妖精が、うっかり大量の魔法の粉を男にかけてしまう。すると男の見る夢は、チェッカーフラッグを振るAdrian Lima(モデル)やMotley Crew、サイのロデオ、ドデカ・サンドイッチ、総合格闘技のChuck Liddell、スタンドいっぱいのビキニ美女と、とんでもない欲望で満たされる。イイ夢見たいならKia Optimaってことなんですが...。
ちなみにティザーでAdrian Limaがチェッカーフラッグを振るだけの約5時間のビデオをリリースし、39万の視聴数を稼いでいる。何でもありですね。

2位:Weego(Bud Light)

“Weego”と名づけられた犬が、みんなに“Here we go!”(行くぜ!)といじられる度に大活躍。
1位:Sling Baby(Doritos)

意地悪してDoritosを独り占めする子供にキツイお仕置き。4位の作品同様、Crash the Superbowlで選ばれたユーザージェネレーテッドCM。Admeterで1位になったことで100万ドルのボーナスが贈られる。ちなみに、2位なら60万ドル、3位なら40万ドルのクレイジーなキャンペーンだ。