2011キャンペーンTop10 5-1位(+番外編)
続いて5位から1位です。なんで“Write the Future”(Nike)が入ってないんだよ!と疑問に思う方もいらっしゃると思いますが、個人的な趣味ということでご了承下さい。
5位: Happiness Machine(Coca-Cola)
大学のカフェテリアという話題が拡散しやすい場所に、こんなに楽しいベンダーを設置するという素敵なアイデア。カフェテリアで、午後の授業で、Facebookで、かなりの会話にこのベンダーが登場したことが透けて見えます。
4位: Keeping Keely(Lynx)
“Keely Hazell”という英国のセクシーモデル(大衆紙Sunのページスリーモデル)との駆け引きを成功させ、彼女を口説き落とすことを目指すFacebook Appのインタラクティブゲーム。決断シーンがたくさんあり、ストーリーもオモシロく、Keelyを口説くのに必死になっていたのを思い出します。モテない男ならではの選択だと思います。
3位: Parallel Lines(Philips)
21:9のシネスコサイズTVのプロモーションフィルム5本をリドリー・スコットが監修。全て別々の監督で別々のストーリーで創られながら、使われている科白が全く同じというのが今までになかった発想。
“What's that?”(それ、何?)“It's a unicorn.”(ユニコーンだ)“Never seen one up close before.”(こんなに近くで見るのは初めてだ)“Beautiful.”(美しい)“Get away, Get away.”(逃げろ)“I'm sorry.”(すまない)
5作品の中で最も素晴らしいと思われる“The Gift”と、秋に追加で公開された“The Foundling”をどうぞ。
その他の作品はこちら。
2位: Chrome Fast Ball(Google)
今や鉄板ネタの地位を欲しいままにしている「ピタゴラ映像」に“Google-nised”されたクイズ(Google SearchやGoogle Mapを使った知的なもの)をマッシュアップし、更に、Youtubeの画面が横に遷移していくという発想の組み合わせに唸りました。
※今でも、こちらでできるようです。
1位: Your airline's either got it or it hasn't.(Virgin Atlantic)
これ程「ヴァージンで旅したい」と思わせる表現などこの世に存在しないのではないかと思います。少なくとも男にとっては。会長であるリチャード・ブランソンのイメージともぴったり一致し、夢見心地ムードながらリアリティまで感じさせます。
ここまで、トップ10を紹介してきましたが、海外でないとか、キャンペーンでないといった理由で取りあげなかった大好きな2作品があります。
番外編1: Logorama
企業のロゴマークを全編に散りばめたショートフィルム。普通で考えれば「うざい」はずが、心地良いのには驚きました。どんなロゴすらも見逃さず、集中して見たくなります。
番外編2: Sour/Mirror
全てのインタラクティブコミュニケーションの中で最高傑作ではないかと思います。勿論、全てのインタラクティブコミュニケーションを見たわけではないですが、そう思わせるほど圧巻のミュージックビデオです。形容する言葉も見つかりません。
※まだ、体験されていない方は是非一度こちらからおためし下さい。Facebook, WebCam, Twitterを全部コネクトすると何倍も楽しくなります。