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露骨なワールドカップ権利泥棒



ほぼ「鉄板ネタ」とも言えるピタゴラ演出のヴァイラルビデオをリリースなさったのは男性用デオドラントの“Suremen”。スペインの闘牛やイタリアのピサの斜塔など、ワールドカップを意識し、出場32カ国のエッセンスを織り交ぜている。
これ、実は“SUREMEN LAST 8 SWEEPSTAKE”なるキャンペーンのプロモーションとして位置づけられている。内容は、“Suremen”を購入すると手に入るIDをキャンペーンサイトで入力すると出場32カ国から1カ国が割り当てられ、その国がベスト8なら5ポンド、ベスト4なら15ポンド、準優勝なら25ポンド、優勝すれば50ポンドがもらえるというよくある話なのだが、この“Suremen”、勿論ワールドカップのオフィシャルスポンサーではない。いわゆる「アンブッシュ」(オフィシャルスポンサーでない企業がワールドカップをほのめかしながら広告展開すること)というやつである。確かにワールドカップという表記はどこにもなく“this summer's competition in South Africa”と表記している。また、キャンペーン専用のボトルは、オフィシャルボール(adidas)風のデザイン。
「ギリギリ」どころの話ではなく、かなりはみ出しているように思うのだが...。