Google ワールドカップに向けて動き出す
ワールドカップを2ヶ月後に控え、関連企画が散見される中、グーグルが“I Love Soccer”をテーマに“Doodle 4 Google Competition”(Doodle=トップページのGoogleロゴのアレンジ版)を立ち上げている。
コンペティションへの参加は「4〜17才」と若い自由な発想にチャンスを提供するレギュレーションとなっている。参加国は、イギリス,南アフリカ, 韓国,オーストラリア,ケニア,香港,アラブ首長国連邦,ニュージーランド, フランス,ガーナ,ドイツ,スペイン,オランダ,イタリア,台湾,チェコ。作品募集の締切は5/3。各国から10作品がグーグル従業員の審査により選出される(6/1〜7)。次いで、パブリックボート(6/21〜28)により、各国代表作品を1作品に絞り込み、7/11(ワールドカップ決勝)に世界中のグーグルのトップページで選ばれたロゴマークが採用されるというわけだ。
この“Doodle”という発想はすっかり定着しているが、一昔前なら企業の顔であるロゴマークをコロコロ変えることは「邪道中の邪道」であったはずだ。しかし、逆に今となっては、その行為が柔軟性やクリエイティビティを表すことに一役買っている。恐らく、いかなる分野であれ、成熟期にある場合はこのような変化を嫌い、打ち消していこうとする退廃的で刹那的な空気が漂っている。マーケティングという分野も一時は「成熟期」的兆候があったのではないかと思うが、今はそうではないし、グーグルもマーケティングそのものを進歩させ、可能性を拡げている企業の1つであると言えるのではないか。