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Doritos 本格的ヴァイラル指標を用いたユーザージェネレーテッド企画



“Doritos”はほんとに「ユーザージェネレイテッド」がお好きである。賞金総額最高500万ドルの“Crash the Superbowl”(米国/スーパーボール中継番組でオンエアするTVCM),優勝賞金最高20万ポンドの“King of Ads”(英国/今年夏にオンエアするTVCM)に続いてカナダで昨年行われた“Doritos Guru”を大幅にグレードアップした“Viralocity”をスタートしている。
Viralocity”とは、Doritosの新フレーバー(スパイシー味)を世にアピールする目的で実施されているヴァイラルビデオ(60秒,昨年:30秒)のコンテスト。
これまでの「ユーザージェネレイテッド」では、投票、視聴数もしくはオフィシャルパネルによる審査、あるいはそれらの合わせ技が大半であったが(昨年は投票)、“Viralocity”は、Unique Viewer,embed,Retweet,Bookmark,Ratingなど、多岐に渡るヴァイラル指標をポイント化すると共に、Viewer,embed,Retweetなど各カテゴリーの週間チャンピオンなどに贈られるボーナスポイントをプラスした合計ポイントで競われる(ポイントは、毎日0:00に締め切られ2-3時間で集計・表示される)。
気になる賞金であるが、チャンピオンには100,000ドルに加え、10,000,000ポイントを超えた場合、150,000ドルのボーナスが贈られる。つまり、最高250,000ドルなり(昨年:25,000ドル+新フレーバーの売上の1%+テレビオンエア)。ちなみに2位は15,000ドル,3位:10,000ドルで344位まで賞金が設定されている。
現在投稿は締め切られ、チャンピオン決定まであと3日。投稿数は1193本と、この手の企画にしては非常に多い。やはり賞金のなせる技か。
“Viralocity”の特徴の1つは、あらゆるヴァイラル指標を統合する集計システム。“10th Power Technologies”という会社が技術提供しているが、こういう所からも「ユーザージェネレイテッド」企画の発展が伺える。
以下、投稿作品の中からお気に入りをどうぞ。