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悪のりするKFC



KFCと言えばその名の通り“Fried Chiken”(フライじゃない日)だが、この春“Grilled Chicken”を発売し、“UNFry Day”と銘打って、店頭で無料の“Grilled Chicken”を配付した。
ここまでは良くあることであるが、この秋、KFCは悪のりする。そのキャンペーンは“Grilled Nation(グリルド・チキン国家)”。現在、全米で6000万人がその国民(Grilled Chikenを食べたことがある)であり、その数は世界人口の約1%を締め、世界で24番目に大きな国であると彼らは説明している。そして、彼らはその存在をUN(国連)に知らせ、独立国家としての承認を得ようと、国連の秘書官に手紙を書き、最終的には国連ビル前にKFCのワゴンを設置し、国連職員に“Grilled Chicken”のフリーランチを提供した。
更にKFCは、10/26を“Grilled Nation”のオフィシャルホリデーと位置づけ、再び“UNFry Day”を実施し、全米の店頭で無料の“Grilled Chicken”を配付する。微妙に“UN”がかぶっているのが味噌だ。タグラインも“UNTHINK”“TASTE THE UNFRIED SIDE OF Kentucky”(凄いよ。ケンタッキーのフライでは無い方を試してみよう)。
また、キャンペーンサイト“grillednation.com”を立ち上げ、トップページでは、“Grilled Nation”の人口増加模様をカウンターで表示している。そして、タイムズスクエアのビルボードにも、同様に人口カウンターを展開している。
最後に、こんなものまで...。