Campaign_Otaku

Campaign, more than anything

真のスマートハウスへ〜家中どこにいても全てのデバイスをジェスチャーコントロールできる


ジェスチャー・コントロールの代名詞と言えばX-BOX Kinectですが、基本的にはカメラと赤外線でジェスチャーを認識する為、カメラの稼働範囲でしか使えない。
しかし、University of Washingtonで開発された“WiSee”なるジェスチャー・コントロールはカメラを必要しない。ただ必要なのはWiFiルータだけであり、そのルータに幾つかのアンテナをセットすることでジェスチャーによるWiFi信号の揺れを感知し、機器をコントロールすることができる。
つまり、WiFiの信号が届く範囲なら家の中どこに居てもWiFiネットワーク内の電子デバイスをコントロールできるという訳だ。

ビデオではオーディオの音量操作やキッチンで洗い物をしながらジェスチャーでTVの音量を操作したり、寒いと感じて身体をさするジェスチャーをすると電気暖炉に火を入れたり、ベッドでの読書が終わって照明を消しに行くこと無くゼスチャーで消して就寝...といった想定シーンが収められている。
“WiSee”は最大9つのジェスチャーパターン、5人のジェスチャーを認識が可能で、デバイスに応じてジェスチャーを設定することで、家中どこでもコントロールが実現する。
また一歩、「スマートハウス」に近づいたのではないでしょうか。これは実用化が待ち遠しい技術です。

クアドロコプターでピザ宅配〜DomiCopter


クアドロコプターで新聞配達」というネタが今年のエイプリルフールで少し話題になったけど、Domino Pizzaは本気で「クアドロコプターでピザ配達」を検討しているようだ。
“DomiCopter”と名付けられたDomino Pizzaのクアドロコプターは保温バッグに入れたピザ2枚を乗せて、6.4kmの距離を10分で配達できるとのことで、信号に影響されない為、宅配バイクより遙かに速く届けることができるようだ。また、地上126mを飛行する為、飛行許可は不要。
現在、英国の広告代理店“T+Biscuits”が開発テストを実施中。(広告代理店がテストしている時点でPRネタっぽいが...)

昨年、Taco Bellが“Taco Copter”なるサンフランシスコ限定のクアドロコプター配達を計画したが連邦航空局の指示によって中止を余儀なくされたけど、Domino Pizzaはどうでしょうか。
※追記:ロンドンの回転寿司店“Yo! Sushi!”がクアドロコプターを使って寿司のサーブを開始。

絶妙のタイミングを装った仕込み


スタジアムのオーロラビジョンに映し出されると大喜びするのが普通だけど、時には気づかずにボーッとしている人がいる。5月4日に3万人の観衆を集めて豪州で行われたラグビーの試合で、カメラが一見つまらなそうに鼻くそをほじっている青年を捉えた。

本人は気づかないまま、彼の存在に気づいた観衆がざわざわ...そこでタイミング良くテロップ挿入。

“He wouldn’t feel so uncomfortable in the all new CERATO”(CERATOに乗れば彼はつまらなさそうにはしないでしょう) 続いて...

“So many features, there’s never an uncomfortable moment”(CERATOは魅力的装備がいっぱいあるので、彼にこんな思いはさせないでしょう) 本人も照れ模様だ。

きっと仕込みでしょうが、みんなが楽しんでいるので良いのではないでしょうか。

最近見た幾つかのいい仕事


ここ数ヶ月で観たTVCMで良かった作品をピックアップします。
nitrocharge(adidas football)

nitrovhargeというネーミングが良いし、爆発力を感じさせる表現もナイス。
Film(TOTAL ACCESS)

ガソリンスタンドの監視カメラが捉えた利用者の姿色々。編集しない生の迫力が出てます。
Fat Kills!(Kingdom of Sports)

デブであるが故に人を死なせてしまった男の物語。フィットネスクラブの凄いアプローチ。
Enjoy Every Second(Samsonite)

こういう旅の思い出的アプローチは自分的に鉄板です。
Chairs(Coca-Cola)

椅子はあなたが立ち上がって前に進むチカラを与える。Coca-Colaもそうありたい。
IBIZIOUS ENERGY DRINK

何だろう。このノリ。訳が分からない。