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Campaign, more than anything

短い時間制限でコンペティションをすることの意義


テーマは“Energy in Motion”。「人1人分程度の重量(100ポンド)を運ぶ」ということをチームの知恵と創造力をフル回転させてデザインし、72時間で完成させなければならない。これは“Red Bull Creation”なるいわば「即興ものづくりコンペティション」で予選を勝ち抜いた16チームが参加、現時点で残り創作時間は19時間。各チームの完成作品は7/10の15時からBrooklynのMcCarren Parkで公開される。
1ヶ月や2ヶ月というロングタームじゃなく、2,3日あるいは数時間といった短い時間制限でコンペティションをするというのは“Project Runway”なんかで見られる「リアリティショー」的手法。これは、仕上がりの作品のクオリティも重要なんだけど、製作過程のドタバタ物語やクリエーティブな奥義を見せることを含みにした手法なので、そういう部分がライブで可視化されると面白いと思うんだけど、Twitterで時々写真がアップされるだけとは少々寂しい感じがする。

この夏、Ibizaが“Diesel Island”になる


バカで勇気のある面白い男女が集まる架空の島“Diesel Island”の建国のストーリーを広告にしたり、オンライン上の架空の島“Diesel Island”にコミュニティを立ち上げる等、かねてから“Diesel Island”キャンペーンを展開してきたDieselが予想通り、実際の島を“Diesel Island”と見立てたイベントを開催する。その舞台となるのはスペイン沖のIbiza。世界で最もスノッブな島の1つだし“Diesel Island”のコンセプトもピッタリだ。内容はきっと踊って踊って踊り狂って...という感じだと思います。
“Be Stupid”(バカになれ!)って言い始めた頃は「注目させる為の派手な手口」ぐらいに思っていたけど、ここまで一途に継続すると既に気持ちよさすら感じる。日和見的になったり、曖昧でぐらぐらしてるのが一番駄目なんだと改めて思います。

24日間で14の異なる仕事にチャレンジし、ジョブサーチを猛烈アピール


2年前、イタリアからL.Aに引っ越してきたDanielは写真や映像が大好きなんだけど、働くのがあまり好きではなかった。呆れた彼女が「働かないなら別れてやる!」と脅してきたのでDanielは一念発起。ジョブサーチの“Jobrapido”を使って1ヶ月で14の異なる仕事にチャレンジする企画に参加し、6日間残して24日間で繰り上げ達成した。これはDanielのように“Jobrapido”を使ってたくさん仕事を体験すればするほどMacbookiPodが当たる確率が高くなるという“The Job Challenge”なるキャンペーンのプロモーションの一貫として行われたもので、チャレンジ期間中12万視聴と最初の週に13,000人ビジターという成果を上げたようだ。
“Jobrapido”(Job+Rapid)だけに「直ぐに仕事が見つかる」ことをアピールするにはいい作戦だと思うけど、「(かなり短いタームで)たくさん体験する」というニーズは無さそうな気がする。誰だってやりがいのあるお気に入りの仕事に出会って、継続したいという意志の方が強いと思うんだけど、こういうキャンペーンをやる限りは「たくさん経験して将来に役立てる」とか「たくさん経験しないと適職には出会えない」とかっていうインサイトが米国ではあるのかも知れません。