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Dieselの米国いじり


2/3のエントリーでご紹介したバカの島、勇気の国“Diesel Island”の建国の物語がリリースされた。これによると、「そう遠くない昔に50人のパイオニアが家族や仕事を投げ出し、夢とキャッシュを鞄に詰め込んで島にやってきた」「ネイティブを殺して島を征服しようと思ったけど、彼らのモラルが高く、また武器の価格も高いので諦めて、現金で決着をつけた」「おそらくDieselがかなり支払ったのでDiesel Islandと名づけられた」「3本のジーンズを貼り合わせて創ったフラッグを掲げ、人種統合のシンボルとした」「他国が所有する土地であったが、軍隊に見つからなかったので、その隙に独立宣言した」「共産主義も資本主義もない主義を持たない国」「グループシャワーで水を節約」「移民防止の為に歩いて渡れる低い壁をつくった」「セクシャルスキャンダルに巻き込まれている人をプレジデントとして選んだ」。また、ちらっと映り込んだ地図によると、島はカリブ海に位置するようだ。
ネイティブを殺して…、フラッグ、移民防止の壁、スキャンダラスなプレジデントなど、全体的に米国を揶揄するような話が多い。米国って自負している役割なんかとは正反対につくづく「いじられ役」だと思う。こういう風に言われて面白がる米国人も少なくないと思うし、僕の知っている西欧人も米国のこの手の話は嫌いでないし、米国のバカ話の出版物が多いことから、「米国いじり」は米国や西欧市場攻略の1つのセオリーかも、と思う。

健康的なマラソンの出会いとは対照的なTVCM



昨夏のワールドカップにタイミングを合わせ“LOVE=FOOTBALL”キャンペーンを展開したPUMAが、バレンタインを寂しく過ごす人たちに愛の手を差し伸べるべく“PUMA LOVE RUN”なるちょっとしたマラソン大会(6.5km or 4.5km)と終了後のライブイベントをメルボルンで開いた。この大会に参加する人は白と赤のTシャツで恋人の有無を表し、無意味な出会いを避けるよう考えられているようだ。
それにしてもこのTVCMには驚いた。「マラソンでの出会いって健康的!」と一瞬思ったけど結局この方向か...。

Google Map上をヴァーチャルドライブする変な感じ



あなたの日常的な移動ルートをGoogle Map上で登録すると、Fiat Bravoでテストドライブし、そのビデオをアップしてくれるという(予定では100名程度)、Old Spice的レスポンスキャンペーン“Real Map”がブラジルで立ち上がった。但し、そのビデオがひと味違っていて、実際のコースをドライビングするのではなく、大きな倉庫の床面にGoogle Mapを拡大投影し、その地図上で専属ドライバーがFiat Bravoを運転するという一風変わったもの。
確かに、実際の道路を走るとなるとエリアを限定せざるを得ず、キャンペーンのスケール感的に問題ありということで、こういうことになったんだと思う。ということで、どんなビデオになるのかチェックした所、やってることは凄そうなんだけど、とても微妙な仕上がり。このレスポンスでユーザーの反応がどうなるのか気になります。嬉しくなって、みんなに見せびらかすことは無さそうな感じがします。
※ちなみにユーザーにはこんなビデオがリプライされます。