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Campaign_Otaku

Campaign, more than anything

中国では場所・人・イベントの名前というのは他のカルチャーよりも話のネタになる傾向がある

Insight

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海、青空、山、動物、遺跡...かつてはこれらの印象的な写真や映像を見せつけるのが観光キャンペーンの定番だったけど、"The Best Job in the World"(2009)あたりから、企画の質が大きく変わって、今ではそういった正攻法はあまり目に入って来ない。

"Great Chinese Name"は、"VisitBritain"(英国観光キャンペーン)の一環として中国人を英国に大量に呼び寄せるべく実施した企画で、英国の名所101カ所の「中国人用の名前」を中国で募集し、選考の上、実際に採用するという趣向。例えば、‘The Mall’ は‘The Queen’s Driveway’, ‘Savile Row’は‘Street for the Tall, Rich and Handsome’, ‘Glen Coe’ は ‘Grim but Colorful Valley’...という具合で、勿論、各々には漢字表記もある。これらの中国人用の名前はオフィシャルな中国ネームとしてVisitBritainのガイドツールだけでなく、Google MapやBaidouにも反映されている。

キャンペーン開始後10週間で13,000の「中国人用の名前」が投稿され、中国からの観光客が27%アップ...とかなり効果があったようです。

中国では場所・人・イベントの名前というのは他のカルチャーよりも話のネタになる傾向があるにも関わらず、英国の名所の名前はその要素に欠けているというインサイトがあったようです。ビデオでも観光協会の人が英国人の感覚に無い、中国人が好むオモシロイ名前をつけて欲しいと語っており、WeChatやWeiboといった中国のソーシャルメディアではかなり語られたようです。なるほど、見えづらいインサイトです。

(via Ogilvy.com)