Campaign_Otaku

Campaign, more than anything

Banksyのアンチ広告マニフェスト


あなたは「毎日」のようにからかわれている。彼らはあなた方の人生に常にちょっかいを出し、卑劣な行動を仕掛け、そして消えていく。
彼らは嫌らしい目つきで高層ビルの上からあなたを観察し、あなたをちっぽけな存在に貶めている。
彼らの軽薄な言葉には「あなたがセクシーでは無く、楽しいことはあなた方自身にでは無く、あなた方の外側にある」と見下しの意味が込められている。そして、TVを通じてあなたのガールフレンドが不十分であると感じさせる。
彼らは世界で最も高度な技術を駆使し、あなた方をあやつる。その彼らとは「広告主」であり、いつもあなた方を笑い物にしている奴等だ。
あなた方は彼らに触れることを許されている。しかし、それはトレードマークや知的財産権、コピーライト法に守られており、彼らは損害を逃れる為にどんなこともできる。「馬鹿げた話だ」。
パブリックスペースではどんな広告主もあなたに選択肢を与えない。しかし、それを手に取るのもアレンジするのもあなた方の権利だし、あなた方は好きなようにやっていい。いちいち許可を取ることはあなた方の頭目掛けて石を投げる奴等を守るようなことだ。
あなたは企業に対してどんな義務も負っていない、詐欺まがいの行為に対して丁重に振る舞う必要も無い。
一方で彼らはあなた方に対して義務を負っている。彼らは世界を改造し、あなた方市民を支配しようとしている。彼らは決してあなた方に許可を取らないし、自分自身に問いかけようとさえもしない。

世界最大の広告主“Coca-Cola”がモチーフになっている。中毒性が高く人の身体には良くない原料が詰まっている飲料を広告だけで価値あるものに見せる方法がBanksyにとってお気に召さないんでしょう。