Campaign_Otaku

Campaign, more than anything

視聴者の心理状態で物語や演出が変化!−これが近未来の「インタラクティブムービー」か?


英国の作曲家/ディレクターであるAlexis Kirkeが問題のある1人の女の子が量子物理学の分野で名声を得る物語を描いた“Many Worlds”なる映画を完成させたんだけど、これはただの映画では無い。そして、ただの「インタラクティブフィルム」でもない。
視聴者の脳波や筋肉のテンション、心拍数などをリアルタイムでモニタリングし、それをストーリーに反映させる。例えば、視聴者が関心を失い始めると、音楽が激しくなったり、低音を効かせて心拍数を上げる。視聴者に満足感や安心感が漂うと、奈落に突き落とされるようなシーンに切り替わる。そして、視聴者の心理の動きに合わせて4つの異なるエンディングが用意されているようだ。
視聴が待ち遠しいこの作品は来月開催される“Peninsula Arts Festival”でお披露目される予定。以下、Alexis Kirkeがフィルムの仕組みについて解説しているビデオがリリースされている。

現状では視聴者の心理をモニタリングする為に、視聴者の身体の様々な部分に装置を取り付ける必要があるけど、将来的には映画館の椅子そのものがモニタリングの仕組みを実装したり、3Dグラスをかける感覚でnecomimiみたいな装置を付けて映画を観るということがあるかも知れません。
※necomimi

via Animal New York