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Nikeの大胆なアンブッシュ


五輪スポンサーになるとオリンピックパークに「パビリオン」を出展できる。これは大きなメリットかも知れないが、ロンドン市内に場所さえ探し当てればスポンサーで無くても同じようなことは可能だ。
Nikeはこの夏の五輪期間、ロンドンのSelfridges百貨店と組んで“Nike House of Innovation”をオープンした。これはNike Fuel Bandなどの最新のイノベーションを五輪で盛り上がる英国の人々、世界中から集まるスポーツファンに体験してもらう施設であり、五輪スポンサーであるadidasにとっては不快極まり無いだろう。

また、Nikeオレゴンでも“Camp Victory”なる「速さ」をテーマにしたパビリオンを展開した。ビデオを見る限り、スピードトンネルやNike+のデータ・ビジュアライゼーションなどがとてもクールだ。





Nikeがサポートする選手も数多く五輪に出場しているし、見え方だけならNikeadidasも目立ち方に遜色無いように感じる。勿論、adidasにはオフィシャル用具になって各国への用具供給に威力を発揮することや五輪グッズ販売権などがあり、一概にどっちが得しているか比較できないですが、この2社の争いが五輪で一際目立っているように感じました。