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皮膚癌ファミリー



「白人」というぐらいであるからして肌は白い。そして、白い肌は紫外線に弱い。にも関わらず多くの欧米人は、暖かくなると公園やビーチで大胆に肌を露出し、小麦色の肌への憧憬を露わにする。いわゆる「日焼け」というやつだが、これは皮膚癌に直結する自殺行為でもある。
これを問題視した、スイスの“Krebsliga Schweiz”という非営利団体が大胆な啓発行動をなさった。啓発の入口は、怖い物知らずの若者よりも、まずはファミリーということで、身体中にピンクのポストイットを貼り付けた「皮膚癌ファミリー」を市民の憩いの場に登場させたのだ(啓発メッセージが記されているポストイットもあるようだ)。極めてローコストで意外にリアルな「皮膚癌ファミリー」を見ると、服を脱ぐ手も止まってしまうのではないかと思ったが、写真を見る限りでは、横にいる人は気も留めずに日焼けにいそしんでいるようだ。