Campaign_Otaku

Campaign, more than anything

傷つきやすいあなたを銅像に



世の殿方が少なからず持っている「欲」の1つに「名誉欲」というものがある。そして、その最高峰にあるのが「銅像」ではないかと思う。坂本龍馬にナポレオン...銅像になっている人は全て、死してその功績を語り継がれる歴史的偉人である。
そんな殿方の夢を真逆の意味合いで実現しようとなさっているのが“Philips”&“NIVEA”であり、彼らが立ち上げたキャンペーン“Male Monument”である。
彼ら曰く、「剃刀を使用する人は、ちょっとしたことで肌を傷つける危険に晒されている」という。それを解決するのが“Philips”のシェーバーであり“NIVEA”のスキンケアクリームなのだが、キャンペーンの核にあるのは、そんな傷つきやすい男を募集し、「我こそは世界一傷つきやすい男である」ことを証明した2名を銅像(80cm程度の大きさ)にしてさしあげようという一風変わったコンテスト企画である。但し、キャンペーンでは「傷つきやすい」とは、肌ではなく、性格的に「弱々しい」とか「情けない」といった「男の悲哀」的意味で使われている。
応募手順は極めて簡単。キャンペーンサイトで自分(あるいは友人)の写真をアップロード(あるいはWebCam撮影)し、Webサイトに装備されているツールを使って銅像をクリエイト。更に自分が(あるいは友人が)傷つきやすい男として銅像をつくるに相応しい人物であることを証明するエピソードを添えれば投稿完了。そして、そのエピソードを審査し、銅像となる2名が選ばれるという仕組み。
また、Web上で創った銅像は、キャンペーンサイトでアーカイブされると共に、ポストカードにして友人に送ったり、Facebookにフィードしたりと、仲間の笑いのタネにする仕組みが導入されている。
試しにやってみたのだが、彫りの深くない日本的顔面の私では、いまいちのできである。興味のある方はどうぞ