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Campaign, more than anything

あるようでなかった(たぶん)、本格的なインターネットミュージアム



鳥の羽とも魚の鱗ともとれる奇妙な素材感とフォルムをした建物は著名なイタリアの建築家であるFillipo Innocentiが設計し、9/20にオープンした“Adobe Museum of Digital Media”(AMDM)。デジタルメディアアートの最先端の作品の数々を見せてくれる、今まであるようでなかった本格的なインターネット上のミュージアムである。
キュレーターに“Tom Eccles”(Center for Curatorial Studies at Bard Collegeのディレクター)を迎え、現在はアメリカのアーティストであるTony Ourslerによる“Valley”と名づけられた作品群が公開されている。今後、グラフィックデザイナー“John Maeda”、日本のアーティスト“森万里子”が参加予定とのこと。館内は「施設ツアー」「キュレーター紹介」「展示室」の3つのコンテンツで構成されており、「展示室」は勿論のこと、この複雑な建物の内部を「目玉のガイド」が案内してくれる「施設ツアー」も興味深かった。
リアルな建築家に依頼してつくられた建築物のスケールと構想に圧倒されたし、公開されているデジタル作品のクオリティも素晴らしいと思う。これまでは、未来永劫作品を保存する為のデジタルアーカイブ的発想が多かったように思うけど、このAdobeの試みをきっかけに、本格的なネットミュージアムが追求されていくことを期待したい。

Calvin Kleinの広告、豪州で掲出禁止に。


ここの所、エロ系の表現に徹している“Calvin Klein”の広告が遂にオーストラリアで掲出禁止の憂き目にあった。問題の表現はオランダ人モデル“Lara Stone”が3人の男性モデルと絡むもので、「レイプ」を想起させるとのこと。確かに、そう見えなくもない。
恐らく、当局のこの措置も織り込み済みで、この話題が逆に“Calvin Klein”に大きなリターンをもたらすと想定できるし、“Dolce & Gabbana”も含めてこの手のきわどい表現を連発しているブランドは、益々エスカレートするのではないか。

ルーニーがB.チャールトン直撃シュート


マンチェスターUtdのスーパースター達が出演するトルコ航空ビジネスクラスのTVCM。ファンデルサール(GK)の機転の利いたキャッチングからスタートする機内でのボール遊び、その楽しさを演出する軽快な音楽、ボビー・チャールトンに当たりそうなルーニー(FW)のシュートをファンデルサール(GK)がストップする最後のシーンまでフットボールファンは目が離せない作品だ。
飛行機、ボール遊びで思い出すのは、やっぱ“Nike × Brazil National Team”のTVCM。機内じゃなく空港だけど、「無邪気にフットボールを楽しむ」というコンセプトは同じ。この作品は、何度見ても楽しい。

Kinect いよいよ発売



11/4の全米での発売を目前に、“Xbox Kinect”がその最大の特徴である「ジェスチャーインターフェース」を強調したTVCMをリリースなさった。
PVによると、ローカルで楽しむゲームに加え、オンデマンドムービー、テレビ電話、ネットワーク対戦など、様々なことが「ジェスチャーインターフェース」で楽しめるようだ。
これは一般の人にとってはかなりの未来感があると思う。
※PV

ノルウェイの田舎で繰り広げられるラジコン・トンボバトル


以前お伝えしたNokiaの新しいスマートフォン“N8”のキャンペーン“It's not technology, it's what you do with it.”(その技術を使って何をするか)のヴァイラルビデオ新バージョン“Dragonfly Love”がリリースされた。
ノルウェイで撮影されたこの作品のほとんどは“N8”のHDカメラが使用された模様。メイキングを見る限りでは結構な台数を使っているようです。また、リモコン操作によるDragonfly(トンボ)の動きも全てリアルとのこと(ラストシーンの煙のハートマークもリアルのようだ)。


メッセージが意図する(Appleのような)存在になる為には、こういう表現にインスパイアされ、行動する人が現れて欲しいところだけど、かなりハードルは高そうだ。