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男に貢がせるのはカンタン


オランダのランジェリーブランドの“Lingerie Totaal”によると「世の女性は好きな男からの下着のプレゼントを切望している」が、実際持ってくるのは花ばかり。彼女の好みも知らなければサイズも知らない。ショップにも一緒に行ってくれない。そのことを非常に残念に思っているらしい。
ならば、男の醜い習性を利用してランジェリーをプレゼントさせようぜと立ち上げたのが“Kliktease”。
欲しい下着とサイズを入力し、男の友人の名を借りてemailを送信。友人からのメールと勘違いする男はリンクをクリック。するとセクシーな女性が3人登場し、お気に入りの1人を選択すると1枚1枚洋服を脱ぎ捨てランジェリー姿に。男の鼻の下がMaxまで伸びきったところを見計らって彼女が登場し、「私のサイズと欲しいデザインはこれよ!」と言い放つわけだ。伸びきった鼻の下も一瞬のうちに正常の長さに戻り、我に返った男は彼女が欲しい下着に男が着て欲しい下着を加えてプレゼントしてしまうというわけ。
“Lingerie Totaal”は、男に貢がせるコツをよくご存じである。男とはなんとも悲哀に満ちた生物である。

「友達になって欲しいんだ」byアイスランド



2008年、最悪の経済危機に陥り、現在も苦しい状態が続いているアイスランドが「友達になって欲しい(Iceland officially wants to be your friend...)」と呼びかけなさっている。個人でも企業でもなく、「国が」である。
Facebook,Twitter,Flickr,Vimeoにアカウントを開設し、Blogを立ち上げ、「忙しくなければ、私たちの素敵なemailを送らせてくれないか」とメルマが配信もスタート。この「媚びた感じ」が経済危機の痛々しさをかえって強調し、胸が痛みます。
ソーシャルメディアを利用することで、他国(先進国)の観光キャンペーンと比較すると随分安上がりな感じだが、今の時代、わざわざ自前のWebサイトをつくる必要は無いし、高機能な「あるもの」を利用するのは理にかなっている。繰り返しになるが、遊び場をつくって呼び寄せるより、みんなの遊び場に伺うことだと思ふ。