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Campaign, more than anything

今度はアフリカが世界を支援!?


「アフリカを救おう!」...毎年クリスマスが近づくと一際その声は大きくなり、貧困、HIV、水、教育など問題山積のアフリカ諸国に対して世界中で寄付が呼びかけられる。所が、Radi-Aidなるキャンペーンは従来の逆で「極寒の地・ノルウェイを憂うアフリカから暖房器具を送ろう」という趣向。
かつて一世を風靡した“USA for Africa”をテンプレートにして、アフリカのミュージシャンたちが立ち上り、キャンペーンソングを歌ってその収益金で暖房器具を送るという仕組みだ。

このビデオをリリースしたのはノルウェイのアフリカ支援団体“Academics' International Assistance Fund”で、貧困やHIVなどネガティブな面ばかりが気になるアフリカだけど、もっとアフリカの開発をポジティブに考えよう、とノルウェイ国民に訴える目的で企画された。
つまり、このビデオで描かれている内容はフェイクという訳だ。
「支援の継続化」ということを考えたなら、支援側のポジティブな気持ちは必要であると思います。それを意識させる方法として「これまで支援され続けて来たアフリカが支援側に回る」という設定は、とてもインパクトが強いと感じました。