Campaign_Otaku

Campaign, more than anything

手ぶれ映像で素人を装っても、もう誰も信じない。


とある人気のない駐車場。4人の若い男女がクルマに向かう道すがらじゃれ合っている。仲間の一人がスマートフォンのビデオ機能で撮影しているんだけど、ぶれぶれの素人っぽい映像。無機質な駐車場の監視映像が時々インサートされ、リアルさを演出。最後は、悲鳴と共にオバケが...

今やこれがどこかのブランドかホラー映画、サスペンスドラマの仕業であることは直ぐに見抜けるようになった。「ぶれぶれ映像」だからって素人の仕業で、このビデオに登場するオバケが都市伝説だなんてもう誰も信じない。それに、この男子の話しぶりもオカルト番組そっくりだ。「ブレアウィッチ・プロジェクト」に端を発したこの仕掛けもそろそろ辛くなって来た感じだ。
犯人候補はWrangler。女子たちが履いているボロボロのジーンズがWranglerであり、このビデオを最初に取りあげたのがファッションブログだからという理由。そういえば、最近のWranglerのクリエーティブは「ジーンズの耐久性」を訴求する表現でタグラインは“We are animals.”だ。