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肥満の危険性を訴えるグロいTVCM


グロい公共広告シリーズというわけではないが、そんな類のTVCMを2エントリー連続でお伝えすることになってしまった。
ご存知のようにアメリカでは肥満が大きな社会問題になっており、その確信犯の1つが炭酸飲料。かつて、小中学校にベンダーを設置し、一定の販売量を超えると学校に教育予算のインセンティブを提供するというプログラムを導入すると、何と先生が炭酸飲料を奨励するという事態が起こり、マーケティング関係者から大いに賞賛されたのも今は昔。
いつもは爽やかなイメージで売っている炭酸飲料を脂肪をイメージしたドロっとした液体で表現しているこのTVCMは、明らかに食事中にオンエアされて気持ちの良いシロモノではない。
そのレベルの嫌悪を起こさせないと問題の解決につながらないというくらい炭酸飲料が生活に浸透しているということだろうが、こういった広告を見る度に思い出すのが“タバコ”が辿った運命だ。マルボロはかつてアメリカ人の開拓者精神を表すブランドであった。今、アメリカ人の心に深く根ざしているコカ・コーラだが、その将来は如何に。果たして炭酸飲料は“タバコ”のような運命を辿ることになるのだろうか?