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0642764284...神に通ずる電話番号〈現代版デジタル懺悔〉

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4月2日から2ヶ月間、Govert Flinckstraat 145(オランダ)では、1機のiPhoneががっちりと固定され、ショーケースの中に展示されている。このiPhoneの電話番号は0642764284(日本からかける場合は頭にオランダの国番号31が必要)。電話をかけると3言語の選択案内があり、メッセージを残すように告げられ、人は何かを告白する。それは、自分の犯してしまった罪...例えば殺人や強盗といった重大事件の告白だってできる(勿論、SMSで送ることもできる)。なぜなら、電話をかける度に、SMSを受信する度に着信音が鳴るが、誰もこの電話をとることは出来ず、また会期終了後も永久に封印されるそうだ。

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この電話の向こう側に居るのはいわば「神」であり、これは現代の「懺悔」。iPhoneの出現はデジタル化を加速させ、人々はそのiPhoneという「禁断の果実」に手を出してしまい離れられない。つまりiPhoneは罪であり、その先にあるiCloudに神がいる、そしてAppleは宗教ということになる。...確かにAppleユーザーは何から何までApple製品で揃えることが多い。

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この面白すぎるコンセプトを考案したのは23才のNoah Latif Lamp(左) と Ciro Dublos(右)。彼等はまた、こうも語っている。イブが蛇にそそのかされて禁断の果実を食べた為に裸を恥ずかしいと思うようになり、局部をイチジクの葉で隠し、神に楽園から追い出された聖書の一節を用い、スマートフォンにより、人々は自分の最も良い部分しかインターネットに晒さなくなった。だから、私たちはそこに神を造ったのだ...と。渋い。

 (via Creators Project)

宇宙ステーションにいる父へのメッセージの送り方

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Stephanieの父親は宇宙飛行士。現在、国際宇宙ステーションで働いている為、しばらく会えず、寂しい思いをしている。そんな彼女の気持ちを知ったHyundaiがかなり粋なことを計画した。ネバダ州のDelamar Dry Lakeに5.5㎢(セントラルパークの1.6倍)に及ぶ巨大メッセージを11台のHyundai Genesisで描き、高度350kmの地球周回軌道に浮かぶ国際宇宙ステーションに居る父親に届けようという壮大なプロジェクトだ。

全体の大きさや車の動きの段取り、宇宙ステーションが上空を通過する時間、地上絵の耐久時間、気候...諸々精緻に計算して取り組んでいる。かなり大がかりな作業だ。メイキング映像も公開されている。

オフロード車ではなく、Hyundai自慢の高級車で取り組み、砂まみれになってしまう所は愛嬌でしょうか。もうしばらくすると自動運転でやってしまうメーカーが現れるかもです。
 

地下鉄の駅で電車を待っていると突然エクササイズバトルが始まる

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地下鉄の駅で電車を待っている見知らぬ2人を隠しカメラが捉える。そして、その2人はホームドアに備え付けられたモニターに映し出され、“Subway Pump Battle”なる対決を要求される。勝負が決した瞬間、ホームドアの壁が開き、勝者にReebok ZPump Fusionsが贈られる。

調べによると韓国のオフィスワーカーの74%は運動不足であり、Reebokが一緒にエクササイズをはじめよう! と呼びかけている訳だ。しかし、これ、ビデオ用の撮影ではなく、本当に見知らぬ人同士の対決を実施しているのだろうか。もしそうなら地下鉄の許可とか、Reebokの意図したように人が動くとか...諸々すごい。