Campaign_Otaku

Campaign, more than anything

昔気質の不変で慎ましいブランドロゴよりも、若干主張するきらいのある、声や物音に反応するインタラクティブブランドロゴの方が、いいんだろうか?

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昔、ブランドにとってロゴは「不変」という、不文律があったけど、インターネット以降は、Yahoo!とかGoogleとかフレキシブルに変化するブランドが増えたし、Linuxみたいにユーザーが一定のルールの下、アレンジしたり、MITのように、ある一定のルールの下、無限のフォルム生み出すロゴなど、いろんなパターンが出現しております。

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南米最大のテレコムカンパニー"Oi"も、インターネットの自由な世界の空気を取り入れるべく、2001年のVI導入でフレキシブルなロゴデザインを採用していたんだけど、今回、それをさらに一歩前へ進めました。ユーザーの声とか物音などに反応して形や色を変えるロゴです。このパターンは、見たことないです。
 
 
以前のロゴと比べると、色がグラデーションになったわけですが、形・色ともに音に反応して変化するアルゴリズムを開発し、無限のバリエーションが存在することです。基本的には静かだったり、低い音質にはブルーっぽく、大きく、ハイトーンの音質の場合、よりカラフルでワイルドな色になるという設定です。
 
 
とはいえ、音に反応するロゴなのでインタラクティブ環境が必要なので、モバイルアプリ、デジタルビルボード、ディスプレイ広告、WebSite、ショップ、イベントなどに使用が限定されます。TVCMのサウンドにモバイルアプリが反応して...みたいな仕掛けなんかもあるそうです。
ブランドロゴは目立ちまくればいいというものでもなく、次々に投入される商品の邪魔をするわけにはいかないので、この比較的控えめな動きというのは匙加減としてはいいのかなと思うのですが、一方で、それでも主張しすぎて、うざく感じたりしないか心配したりする次第です。