完璧なゲイデザインの銀行
LGBT支持を強く表明する企業は、日本ではあまり見られませんが、欧米諸国では、多様性尊重という社会的意義に加えて、その市場への影響力という2つの意味で、かなりの企業がLGBT支持を強く表明しております。
そんな企業の1つであるANZ(オーストラリア・ニュージーランド銀行)は、過去10年にわたってシドニーのLGBTフェスであるMardi Gras Paradeのスポンサーであり、過去2年は既存のATMをゲイデザインにデコレーションする"GAYTM"という企画を展開し、結構な話題になっておりましたが、今年は"GAYNZ"。オックスフォード通りの支店を丸ごとゲイデザインでデコレーションするという展開です。
バロック様式にインスパイアされた壁画やステンドグラスやマーブルなど、ゲイデザイン満載でございます。かなりガチです。
このデザインに銀行員がフィットするかどうか心配です。
これは、数年前、デンマークの動物園で発見されたキングペンギンのゲイカップルをモチーフにしたオブジェ。世界で初めて卵から雛をかえしたゲイペンギンとして、LGBTの間ではとても有名らしいです。
参考までに、デコレーション以前の支店がこれだから、かなりの思い切りよう。
これだけ徹底すると気持ち良いと思った次第です。特にLGBTの人たちは感度高そうなので、「フリ」だけだと本当の支持は得られないんだと思います。
(via Creative Review)