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McDonald'sは共産主義の豚野郎

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貧相なパンに電子レンジで温められた卵で作られた貧弱なエッグマックマフィンを共産主義国の如く配給制度で食べさせる国"Routine Republic"。「同じルーティーン」「同じ幸せ」「同じ朝食」というスローガンが街中に響き渡る。ドナルド風の「同じ顔」した監視員と支配者とおぼしき人間が全ての人の行動を見張っている。まるでジョージ・オーウェルの「1984」のような世界。

Taco Bellは自社のリッチな朝食を売り込むために、ライバル・McDonald'sが支配する世界を独裁者が支配する監視国家として描いた。

こんな状況に嫌気のさした"Routine Republic"の国民男女2人が配給の列から飛び出し、ベルリン風の壁を乗り越え、自由の国でTaco Bellの朝食をとるというエンディング。このベルリン風の壁のポスターをめくった所に開いた穴...映画「ショーシャンクの空に」の完全コピーですね。

キャンペーンポスターも旧ソ連を思わせる特徴的なデザインであり、内容はフィルム同様、McDonald'sに対してかなり挑戦的。

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このフィルムは、昨年、全米中のRonald McDonaldという名前の人を集め、Taco Bellを試食させ、「おいしい」と言わせる挑戦的なCMに続く作品。Appleが1984年のスーパーボールでオンエアしたジョージオーウェルの「1984」をモチーフにした伝説的なCMに少なからず影響されていそうです。但し、AppleIBM共産主義的でつまらないコンピュータとして描いたのよりも、McDonald'sやCoca-Colaの方が、資本主義の象徴的存在になり過ぎていて、無意識のうちにそれらを選択してしまう私たちが暮らす世界が逆に全体主義的なイメージが強いと感じます。

一方で独裁者呼ばわりされたMcDonald'sは「24時間24都市24カ国」で "I'm Lovin' It"イベントを展開したんですが、スウェーデンではビッグマックのレギンスやスウェット、長靴をつくってファッションショーをするなどノンキな感じです。

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 Mcdonald'sは余裕です。