顔の動きを移植する
Kyle McDonaldが手掛けた“Sharing Faces”。あなたの顔の動きを検知し、その動きを見知らぬ第三者にリアルタイムで移植するというプロジェクトだ。ビデオにあるように、あなたの顔の動きをキャメロン・ディアスに移植することもできるし、この場に居ないキャメロン・ディアスの動きを、この場に居ないジョン・マルコビッツに移植することもできる。
大がかりに撮影・編集した素材では無く、インターネットで拾ったレベルのビデオの中の人物に移植が可能というのが凄い。
2007年にこのプロジェクトをスタートした時、ネーミングは"Sabine"(ローマに侵略された民族)。当初は全身の動きを移植することを目指していたそうなんだけど、紆余曲折を経て今のカタチになったのが2010年頃。
そして、韓国と日本の未解決な歴史問題の融和に貢献すべく、2014年、Kyleが韓国のAnyangと山口を繋いで、双方の人の顔写真を自動撮影しつつ、互いの顔の動きを相手国の人の顔写真に移植し合うイベントを開催していたそうだ。
この技術を使って自分の分身にモノマネしたいタレントの動きをインプットして、練習に励む...というようなこともあるのではないか。コロッケさんとかに提供すると面白いことが起こるかも。