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中世欧州の斬首刑を体験


死刑執行に関わる手間の軽減や市民に対して王に歯向かうことの代償の大きさを印象づける為に、18世紀のフランスで開発され、マリー・アントワネットの命をも絶ったギロチン。そのギロチンが体験できるイベントがロンドンのSomerset Houseで開催された。といってもそれは紙製のギロチンであり、殺傷能力ゼロ。Mandy Smith(アーティスト)とHal Kirkland(インタラクティブディレクター)の協働作品だ。

参加者はまず遺言を書き、自らの死について考える。その後、断頭台に頭を置き、ギロチンが落とされる。紙とは言え、ギロチンが落ちる瞬間は恐怖感が襲うもので、当時の受刑者がしていたであろう死の直前の表情がカメラで撮影され、スクリーンに映し出される。

ギロチンがテーマパークのアトラクションのようになるなんて不思議な感じ。旧ソ連の収容所の拷問とか、中世欧州や中国の残忍な処刑方法なんかが体験できる、"拷問&処刑テーマパーク"なんかを創ってみてはどうだろうか? 人類が同じ過ちを犯さないという自戒を込めて。その意味では"虐め体験テーマパーク"なんて考え方もあるな。