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Google帝国に向けて〜ファウンダー育成学校をオープン


"30 Weeks"と名づけられたGoogleプロデュースのスクールに参加できるのは僅か20人の若く、野心的で才能あるデザイナーだけであり、30週間後に彼らを世界を変えるファウンダー(創業者)にすることが狙いだ。
このプロジェクトは、Googleが4つの著名なデザイン学校"Parsons The New School for Design""Pratt Institute""School of Visual Arts""The Cooper Union"及びスウェーデンの教育会社"Hyper Island"とパートナーシップを結んで実現される。

"Hyper Island"を中心に開発されるプログラムは具体的に競争力のある製品・サービスを開発することに集中する。その為に、ビジネス・エンジニアリング・デザインを徹底的に学ぶと共に、「コンセプト開発→プロトタイピング→フィードバック」を繰り返し、ゴールへ近づいていく。そして、この全ての行程において、著名なCEOやデザイナー、エンジニア、ベンチャーキャピタリストなどがメンターとして参加することで完成度が飛躍的に高まる。
場所はBROOKLYN,NYC。9月に開講し、授業料は10,000ドル。18歳以上。

ビデオも何気に格好いいですね。Googleは本格的に人材教育にも取り組むようです。このNYCでの展開をきっかけに、このような教育拠点を世界各地に展開し、世界各地でGoogleと関係の深い人間が世の中を変える事業を展開するという、謂わば"Google帝国"みたいな壮大なネットワークを創るつもりなのでしょう。
米国が各国のキーマン予備軍を米国で学ばせて、各国に帰国後、官僚になったり起業家になったりするのと似ています。そう言えば自分のクラスメイトにもイラク人・クルド人産油国の学生たちが政府の招きで留学してました。Googleはあれをやろうとしているんですね。