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汚染水を飲料水に変える本


Water.orgによると、毎年340万人が水の衛生問題で命を落とし、内99%が発展途上国とのこと。この問題の解決に乗り出したのが"DDB New York"と非営利団体"WATERisLIFE"。"The Drinkable Book"なる本を開発した。
この本は確かに衛生管理されていない水の危険性を啓蒙する内容ではあるが、機能はそれだけではない。この紙をフィルター代わりにして、不衛生な水を飲料水に変えることができる。
この本が入っている3Dプリンタで作られたケースに本のページをちぎってセットし、汚染水を流し込むだけの簡単なプロセス。これで99.99%以上のバクテリアを削除できるようだ。



ビデオがリリースされている。

素敵なアイデアだけど、日常生活でいちいち汚染水を濾過して使うのも面倒なことだし、これはあくまでも一歩先に進んだ啓蒙活動だろうと思う。早急に清潔な水の供給体制の整備が必要なことには変わりないですね。