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1人の好意的な反応を見逃さずに拡散させる


「1人の好意的なお客をもてなして拡声器のような存在に変える」というのは多くのブランドにとってやりたいことの1つであると思うけど、Taco Bellの“Speakeasy”なる企画はその点でうまくやっているのではないかと思う。
1月3日、ごく普通の青年“Elijah Daniel”がTaco Bellの新商品“Cool Ranch Doritos Locos Tacos”を賞賛するTweetをするとTaco BellがElijahに青のブーケを持ってNYCの花屋に行くようにリプライ。店の前で鳴り響く電話をとると「パスワードは青いブーケ」とだけ告げられる。Elijahが店内に入り、店員に「青いブーケ」と告げると「色々なブーケがありますが...」等と白々しい返事をしつつも“Cool Ranch Doritos Locos Tacos”を差し上げる。
これに気を良くしたElijahは直ぐにTwitterでこの事実を呟いた。すると、4時間で800人が花屋に訪れ「青いブーケ」と告げることになった。
※商品に使用しているDoritos Cool Ranchが青のパッケージであることから「青いブーケ」がパスワードになっている。

自然発生的に生まれた1人の人の好意的な反応を起点に多くの人に伝えるうまい仕掛けです。ちなみにDallasでも似たような仕掛けを実施したようです。

そうこうしている内に第三弾がVenice Beachで行われるようです(詳しくはこちら)。