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Weather Newsのアンカーマンにホームレスを起用する広告代理店が仕掛けたCSR


凍えるような寒さの今の季節、家が無く、ストリートで暮らすことを余儀なくされている人々を見かけると胸が痛むけど、実際には直ぐに目を背け、忘れててしまう。
そんな自分のような人間に対して、より強く問題の深刻さを訴えかけ、アクションを起こすように働きかける素敵なプロジェクトが欧州で行われている。
Weather Newsのアンカーマンに「ホームレス」の人々を起用するという"Days of Hope"と名付けられたこのプロジェクトは、広告代理店の“Saatchi & Saatchi Berlin”が主導し、各地のローカル局の協力の元、実施されている。アンカーマンとなった「ホームレス」の人々は、彼らの視点で捉えた天候(寒さや雪、雨が彼らの生活にどのような影響を及ぼすか)や同じ環境に居るストリートチルドレンについて語り、寄付を呼びかけるという趣向だ。
現在、ロシア及びルーマニアでの実施が完了し、今後、ドイツ、スイス、ポーランドで実施予定とのこと。
ルーマニアのWeather Newsでオンエアされた告知素材。

※本編

メディアに対して太いパイプを持つ広告代理店のCSR活動としてお手本になるようなプロジェクトではないでしょうか。感動的なアイデアと行動力です。