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ワールドカップ決勝のスタジアムの椅子はCoca-Colaでできている


FIFA World Cupのよう国際的なイベントに協賛すると、そのプロパティを使って如何に商品を売込むか、というのがマーケティング戦略における焦点であり、他の地域貢献プログラムなどは地味になる傾向が強いように思うけど、ブラジル大会のスポンサーであるCoca-Colaはひと味違うプロジェクトを立ち上げた。
Coca-Colaが推進する“sustainability project”の一環として行われるこのプロジェクトは、飲んだ後にゴミと化すプラスチックボトルを集め、リサイクルすることによって決勝の舞台となるマラカナンスタジアムの6,773の座席を造るという趣向。環境に優しいワールドカップを目指すFIFA、それを期待するブラジル国民の92%の期待に応えるプロジェクトだ。

スポーツイベントの機会を活用した環境プロジェクトは多数行われてきたけど、ワールドカップ決勝の舞台の椅子をリサイクルで造るという発想は夢があるし、ボトルを差し出す側も嬉しいので、Coca-Colaを買いたくもなるハズ。素敵な企画です。