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「嘘ビデ」の善し悪し



アイススケートリンクに潜入し、リンク整備車両に勝手に乗り込み、猛スピードでダッシュした後、急ブレーキでストップ。サンクトペテルブルグの「跳ね橋」がオープンするというのに、橋の上に停車したままの車。しかし、車は滑り落ちず「おーっ!」と歓声が上がる。いずれのヴァイラルビデオも、BRIDGESTONEのタイヤの「グリップ力」を強調する「嘘ビデ」だ。
この手のビデオは以前は「嘘かほんとか!」みたいな論争狙いだったげと、これは完全に「嘘エンタメ」だし、ネガティブなことは無さそう。「嘘ビデ」でネガティブなことと言えば、何年か前の“Witchery”の件が思い出す。

彼女の名はHeidi。「私はストーカーでも気が狂っているわけでも無い」と前置きしつつ、カフェで出会い、楽しい一時を過ごしたミステリーな男性の忘れ物であるジャケットを取り出し、「これを是非手渡したいから、彼を知っている人があったら教えて欲しい」と語る。実際、このビデオの効果により彼女が見せたジャケットはソールドアウトしたんだけど、後からこの話が嘘だとバレて、Youtubeでかなり酷いコメントがあったし、dislikeも多かった。ジャケットは売れたけど、ブランドには傷がついた訳だ。
確かに日常生活に置き換えて判断するとこの嘘は嫌らしい類だし、非難されても仕方が無いように思う。「嘘がエンタテイメントにならないといけない」ということですね。