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スペインのサッカークラブがとったシーズンチケット販促の破れ被れ作戦


プロサッカーチームがスタジアムに人を呼ぶ為にするプロモーションと言えば、選手が広告に出演するとか、イベントを開催するとか、そんな感じだけど、スペインのプロサッカーリーグの中堅〜下位チーム「ヘタフェ」は絶望的とも言えるようなアプローチでシーズンチケットセールスを伸ばそうとしている。「精子を寄付しろ!」がそれだ。そして、寄付の為に“Getafe's hot zombies”なる70年代風ポルノDVDを制作。ヘタフェのポスターやフラッグで覆われた部屋でセックスゾンビの男女たちが激しく交わっている。DVDは寄付された精子で誕生した青い目の赤ん坊と「多ければ多ほどいい」というタグラインで締めくくられている。また、最後には注釈として「DVDは地域の精子バンククリニックで手に入ります」とある。
勿論、「酷いジョーク」であることは承知しているんですが、同じ地域のクラブであるレアル・マドリードが85,000、アトレティコ・マドリードが42,000のシーズンチケットを販売する中、焦りが狂気に転じてしまったのかも知れません。スポーツの爽やかさや感動的物語、子供たちへの教育など微塵にも感じさせない破れかぶれの作戦です。