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スタジアムの空席を埋める新サービス“Cloud Sheets”


「どうせ空きがあるんだから格安で販売して少しでも利益をあげた方がイイし、プロモーションにもなる!」というのはGrouponの口説き文句だけど、この共同購入の波が米国のスポーツ観戦分野にも登場するようだ。Cloud Sheetsというのがそのサービスで、座席が埋まらないで困っているMLB, NBA, NHLが主なターゲットとなる。例え定価の75%ディスカウントで販売しても、元々無い売上を得ることができる上に飲食やグッズ収入も伸びるし、スポンサーも喜ぶし、多くの観客はホームチームのアドバンテージにもなるというのがセールストークのようだ。また、インフォグラフィックスによると、NBAのMarvericksのケースでは4800枚のチケットを販売し、追加収入が17万ドルあったという。
米国では早くからブロードウェイのチケットやホテル、航空券の空き枠を安売りするシステムがあったけど日本ではずっと未成熟だった。プロ野球Jリーグ、それにコンサートなんかでCloud Sheetsのようなサービスが導入されたらスタジアムやホールが満員になりそうな気がするけど、プロパーの券売に影響するのを嫌がるあまりにこの類のシステムは導入されないんでしょう。Groupon系サービスの導入で少しでも意識が変わることを期待したいです。