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Zapposのヌード広告はキャンペーン参加ブランドを減らす



感動的な購入体験を提供することで急成長し、昨年末Amazon傘下に入った(12億ドルで買収)靴のオンライン販売のZapposの新しいキャンペーン広告がちょっとした物議を醸している。その広告とは、靴だけ履いたモデルをフューチャーし、“More Than Shoes”(靴以外にも色々あるよ!)とのコピーを添えたもので、靴以外にもアパレルの販売を始め、成長エンジンとして位置づけているZapposがそれを強調すべく開発した表現だ。New York Timesによると、過去にもAbercrombie & FitchやAmerican Apparelなどがヌード広告を展開し多少の批判に晒されたが、それ以上に「ブロガーやWebサイトへのアテンション効果」「売りたいものを明快に伝えられる」というリスクを超えた効果があったようだ(AAのマーケティングディレクター)。しかし、A&FやAAが製造小売であるのに対し、Zapposは他社ブランドを販売する小売のポジションである為、キャンペーン参加ブランドが減少するというマイナス効果が現れているという。
Zapposのような名の通ったブランドでもそんな奇を衒ったことをしなきゃならないのが不思議ですが、セクシャリティで注目を集めることが相当「手っ取り早く旨みがある」ということなんですね。そう言えば、何年か前のZapposのTVCMにもヌード表現がありました。

※ZapposのTony Hsieh(CEO)が語った個人的に大好きな言葉

私たちは電話でのやりとりを最高のブランディング機会だと考えています。それは顧客との1対1の密度の濃い時間を5-10分間も持つことができるからで、スーパーボウルの30秒CMでは、視聴者はあまり私たちに集中していません。電話で正しくやり取りすれば、顧客は私たちのことを覚えてくれていて、友人や家族に私たちのことを話してくれるます。