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アップルへの非難


“Hungry Beast”なる米国のテレビシリーズの為に制作された「アップル非難」映像。アップル製品の製造受託先であるFOXCONNの中国人社員10名(iPadの製造担当)が相次いで飛び降り自殺したとか、同じく台湾のパートナー企業“WINTEX”の社員137名がN-HEXANE中毒症の病に犯されているという事実を示しながら、低すぎる製造委託コストが労働環境の悪化を招いていると訴えている(これ自体はアップルだけの問題ではないが)。また、iTunesストアで販売されるアプリや楽曲、映画の全てのセールスの30%を徴収するという強欲がNew York TimesやThe Daily、Business Weekなどの一部の大手クライアントの離反を招いているとか(これはかなり問題になって、最近ジョブズが折れた)、Adobeなど特定の企業を攻撃しているとか、これらの強欲さは全てジョブズが1997年以来もたらした変革の結果だと語っている。そして最後に、「アップル製品はエレガントだが、コーポレートカルチャーは全然“Think Different”ではない」(“Think Different”=ガンジーキング牧師の精神を反映した言葉なのに、それが企業文化に反映されていないことを揶揄)。
賞賛の多い企業は「やっかみ」も多いということだと思います。この程度のキャンペーンではアップルの牙城はびくともしないでしょう。