Campaign_Otaku

Campaign, more than anything

走りながら地図上にインベーダーを描く


「若者にとって走ることはつまらない。だから、クリエイティブに楽しく走る方法をお教えしよう」とNike(オランダ)が若者におっしゃっている。“Take Mokrum”なるキャンペーンでNikeが推奨しているのは、GPS Drawingでアムステルダムの地図上にスカルやインベーダーなど自分なりのグラフィティアートを描きながら走るという方法だ。但し、ただでさえ「ランニング=つまらない」と思っている若者に「投稿して!」と言ってもするわけがないので、「みんなで走りながらグラフィティアートを描こう」と、「ランニングクラブ」をFacebook及びリアル空間に立ち上げ。1人でやってもよし、仲間を見つけて協働で描いてもよし、という環境を準備した。結果、ランニングクラブの参加者は9200人、Facebookへの投稿は183,000、グラフィティアートは220作品が投稿された。
ここ数年、かなりの勢いで成長したランニング人口を更に伸ばすカギは若者。若者はもともとNikeが強い層なので攻略の価値ありと踏んだんでしょう。そんな彼らに対して「走り」以外の入口を準備して、徐々に「走り」の魅力に引きづり込んでいこうという作戦ですね。