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目の不自由な人を雇用する効果



オフィスのカップルが夜遅くにコピー室で情事を楽しんでいる所に1人の男が入ってくる。しかし、カップルはその男と平然と会話を交わしながら、服を脱いでいく。
「遅くなってごめん」とオフィスにやってきた女性が男の目の前で服を脱ぎ、脇の下に制汗剤を塗り、ブラジャーを直し、服を着替えてオフィスを出る。
これ、ノルウェイの目の不自由な人を支援する団体“The Norwegian associaton of the Blind”による目の不自由な人を雇うことによる効果を訴えかけるTVCM。オフィスのゴシップが表沙汰にならず、女性が人前で堂々と着替えられるから効率的な仕事ができる、とのことだ。
日本なら「不謹慎」の一喝でオンエアを拒否されるような素材。でも、ノルウェイでは、そういう批判も織り込み済みで、目の不自由な人を普通の人と同じように扱う成熟した空気がありそうで、ある意味「大人の国」だなと感じる。