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過去10年のベストインタラクティブキャンペーンはバーガーキング


カンヌ、クリオと並び世界三大広告賞の1つとされる“One Show”を主催する“The One Club”が過去10年におけるインタラクティブキャンペーンのベスト10を発表した。
第1位に輝いたのはBurger Kingの“Subservient Chicken”(何でも言うこと聞いてくれる鶏)。オンラインで鶏にオーダーすると、WebCamの前でその通りにパフォーマンスしてくれる(踊れと言えば踊り、歌えと言えば歌う)。鶏のパフォーマンスを見ることが出来るWebサイトはトータル3億8700万アクセスを記録。話題が話題を呼び、番組出演などにも波及していった。今年、カンヌライオンを受賞した“OLD SPICE”もユーザーの投稿に対して映像でレスポンスするキャンペーンを実施したが、その原型となるような仕組みだ。

第2位はハリウッドの有名監督がディレクションし、有名俳優が出演するBMWのフィルムシリーズ。中でも、監督ガイ・リッチー、主演マドンナの“The Hire”は、最後にマドンナが失禁してしまうという凄い作品。当時、凄まじく話題になったのを覚えている。

第3位は、Nike+Appleで展開した“Nike Plus”。音楽を聴きながら軽快にランニングし、自分のランニングマネジメントまでしてしまうという新しいライフスタイルを創った企画。現在あるランニングブームが大きく拡張するきっかけとなったキャンペーンであったと思う。

バーガーキングと言えば、業績不振もあり、最近、クリントンの娘「チェルシー」の旦那が勤務するヘッジファンドLBOされたけど、キャンペーンが大ヒットしてもこういう状況とは皮肉なものです。
※4位以下はこちらをどうぞ。