Campaign_Otaku

Campaign, more than anything

アメリカ人よ、働き過ぎだよ!


“Vacation Daze”(バケーションの当惑。Vacation Daysとかけている)と題されたこのプレゼンテーションは、“Royal Caribbean”なるカリブ海クルーズ会社がリリースしたもの。
プレゼン内容を要約すると、平均的なアメリカ人は2009年1年間で261日働き、実際は13日のバケーションが必要だが忙しすぎて3日間を削る羽目になった。実に、3日間×アメリカ人労働者数=459,000日のバケーションが削られており、これは100万年に相当するとし、アメリカ人の働き過ぎに警鐘を鳴らしている。
このビデオ、最後にちらっと“Royal Caribbean”のクレジットが登場するだけで、サービスにはまるで触れず、習慣を替えることに集中している。こういうのを“obstacle removing marketing”(障害を取り除くマーケティング)と言うそうだが、やってみたくてもなかなかできることではないと思う。