Stormtrooperからコラボについて考える

英国の音楽ユニット“Mint Royale”がリミックスした往年の名曲“Singin' in the Rain”に合わせてStormtrooperが匠にダンス。勿論、このビデオはビデオで面白いのだが。
STARWARSなど、歴史に残る映画やキャラクターは、そのブランド価値を維持する為に、コラボを積極的に仕掛けて露出機会を増やすべきだ...という考え方が定着しており、とっかえひっかえコラボしてきた。しかし、その結果、昔のようにダースベーダーを悪のシンボルとして恐怖を感じることもなければ、悲哀に満ちた父親として同情することもできなくなってしまった。正直、これがブランド価値を維持していることになっているとは思いづらい。翻って、最近地上波で放送された「となりのトトロ」は20%超えの視聴率を記録した。勿論、公開中の「借りぐらしのアリエッティ」の影響はあると思うが、「となりのトトロ」が、異業種コラボをやったという話は聞いたことがないし、それでも公開後20年もブランド価値を維持していることになる。
STARWARSファンとしては、「となりのトトロ」的な道を歩んで欲しかったというのが正直なところだし、もし、金儲けが必要ならばコラボのやり方に注意して欲しかった。パチンコになってしまった「銀河鉄道999」のファンなんかも同じことを思っているのではないか。