Campaign_Otaku

Campaign, more than anything

伝説になった俺




Nikeはかねてからの予告通り、現在流行のユーザーが自らビデオに出演するパーソナライズド・ビデオプログラム“Write Your Future”をリリースなさったのだが、参加した私の興奮が冷めやらないといった感じ。
WebCam,Facebook,またはPCから顔写真を取り込んだ後、好きな髪型を選択し、フットボールプレーヤー風にデフォルメすると準備完了し、物語がスタートする。いきなりアーセン・ベンゲルが登場し、アーセナルからの契約オファーのシーン。マウスで万年筆を操作し、サインすると、その後は、夢のような世界が続く。セスクやイニエスタといったスーパースターと練習し、試合で活躍し、ニュースで取りあげられ、雑誌の表紙になり、ビルボードになり、そして代表入り。そのプロセスのあらゆる局面で、自分の顔と名前(ユニフォームやニュースのタイトル、広告コピー)が登場する。ブラジル代表との試合では数週間前に公開された“Write the Future”と同様、終了間際のシュートをミスし、ファンから総スカンを食らうい、一旦は落ちぶれてしまうが、やはり「未来を書き換える」というストーリーが展開され、見事シュートを決める。このシュートで英雄になった自分は、ランス・アームストロングと写真に収まり、ロジャー・フェデラーから祝福のコメントをもらい、銅像になり、多くの親が自分と同じ名前を子供につけ、最後には自分の名前がスタジアムの名称になる。
過去、Lexus Dark Ride,King Of Cannes,HEROと、パーソナライズド・ビデオプログラムを紹介したが、自分が主人公となり、スーパースターと共演できるということや、ワールドカップ期間中ということもあり、この企画がダントツで気持ち良いキャンペーンであった。ただ、写真のデフォルメが凄く、時々自分と思えない所があり、そこは少々残念ではある。
※私の自己満足ビデオをご覧になられる方はこちらから。