Campaign_Otaku

Campaign, more than anything

怪盗ルパン的キャンペーン



ルパンやキャッツアイなど、「怪盗」と言われる盗人のやり口は実にオシャレである。そして、ソニーの最新ゲーム“Heavy Rain”がこの度アムステルダムで仕掛けたキャンペーンはそういったやり口を強烈に意識なさっている。
アムステルダムの観光スポットであるMuseum Plaza“Museumplein”には“I Amsterdam”というオブジェがあり、有名な記念撮影スポットであるようだ。ところがある日、その“A”“M”が何者かによって盗まれ、替わりに「鶴の折り紙」が置かれていたという事件が発生。
ところがしばらくするとMarktplaats(オークションサイト)で、「アムステルダムで一番有名な文字“A”“M”はいかが?」 と競りにかけられた。
残された「鶴の折り紙」は“Heavy Rain”の登場キャラが“Origami Killer”と呼ばれており、「鶴の折り紙」がトレードマークとなっている所から来ている。また、Marktplaatsでの売人が“Erik Gilliroam”で“Origami Killer”のアルファベットの配置を換えた名前になっている。全体としては“Heavy Rain(激しい雨)がアムステルダムのランドマークを洗い流してしまった”ということのようだ。
ルパンの場合は、ドラマチックに種明かしをしてくれるが故に、そのオシャレさに感嘆することができるが、このケースはどうだろうか? 現地の反応を2,3拾ってみると賛否両論のようだ。